子宮腺筋症は早めが大事

2012年09月26日

子宮腺筋症とは、子宮内にある子宮内膜が子宮筋層にまで入り込んでしまう病気のことです。子宮腺筋症は自分で気づきにくい病気であり、気づくのが遅いと、子宮を全摘出しなければならない危険な病です。

30代後半から50代前半に多い病気で、月経痛、月経困難、性交痛、排便痛、過多月経・不正出血が主な症状となります。月経が2週間以上続いたり、生理痛が月を追うごとに酷くなっている場合は、子宮腺筋症を疑ったほうが良いかもしれません。

これらの症状がある場合は、早めに婦人科で診察を受けることをお勧めします。子宮腺筋症の治療法は、薬物療法と手術療法になります。薬物療法には、低用量ピルでのホルモン誘導方法があります。

この方法は、痛みを緩和したい場合に使用されますが、半年が限度です。また、黄体ホルモンによる治療法もあります。黄体ホルモンで人工的に閉経時の状態にする方法で、痛みもなくなります。ただしこの方法は更年期障害の副作用があったり、内服中に大量出血することがあるため妊娠を希望している方には不適当です。

手術療法には、手術子宮筋層を大まかに切除する子宮温存手術と、妊娠を望まない人には適している、子宮全摘出手術という二つの方法があります。以前は子宮全摘手術が多かったのですが、妊娠を希望する人が増えた影響で、最近は温存手術が増えてきています。

子宮腺筋症 治療実績
子宮腺筋症の薬とは  


Posted by nana at 17:46